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地方旅日記目次
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(株)長岡小嶋屋
(株)フタバ化学
(株)博多玄海
グループ・サンサックス
(株)ランインターナショナル
ランインターナショナル(1)
ランインターナショナル(2)
ランインターナショナル(3)
ランインターナショナル(4)
ランインターナショナル(5)
ルプラン(株)
(株)トリイヴィラ
奥出雲仁多米(株)

  東京都中野区 ランインターナショナル(株) (1)

平成6年、ランインターナショナル(株)(大久保昇社長、電話03−3375−2641)は、重大な経営岐路に立たされていた。ランインターナショナル(株)は東京都中野区に有る昭和51年創業の化粧品下請け製造メーカーである。創業以来大手化粧品会社2社の下請けを中心として、順調な売上増を続けて来たが、そのうちの最大顧客、H社から突然リストラ宣告を受けてしまったのである。「リスク分散のため発注先を複数に分散することにした。ついては今後の発注量は、減る事はあれ増えることはない。」との通達である。
大久保社長にとっては、まさに死刑宣告に等しいメッセージである。H社はランインターナショナル(株)の全売上の35%を占める最大顧客である。受注金額は年々増え続けており、今後も大いに期待していた優良顧客であった。しかしバブル経済が崩壊してから3年を経たこの時期、中小企業のみならず大企業でも倒産や廃業が続いていたこともあり、H社としてもリスク分散をせざるを得なかったのである。
ここで、大久保社長は一大決心をした。「部分的な脱下請け」であり、「自社で主体性をもった営業展開」である。つまりは自社商品の開発、販売である。
開発は、「自然派化粧品の草分けメーカー」としての実績もスキルもある。これまでにアロエ、オリーブ、ハーブ等を主成分にした化粧品を数多く手がけてきた自信もある。販売方法は全国販売をめざし、通信販売に決めた。幸い顧客の中に通販会社はいないので、競合することも迷惑をかけることもない。

かくして、ランインターナショナル(株)は平成6年4月に100%子会社として、化粧品通信販売会社「(株)エスコス」(大久保昇社長、電話03−3375−5031)を設立し、商品開発を開始したのである。
営業開始予定は6ヵ月後の平成6年10月。商品コンセプトは「ピュアな化粧品」。化粧品はピュア性を高めるとコストが大幅に上がる。だが中間マージンがなければ、価格競争力は充分にある。
製造直販のメリットが出しやすいコンセプトである。
主成分はビール酵母とした。
この主成分を何にするかは、商品の売れ行きに直接関係するだけに大きな問題であった。当初考えていたのはプラセンタである。それも人間の胎盤から抽出したヒューマンプラセンタである。しかしマーケットリサーチの結果、他社が注目していることと、原材料の仕入れ不安から断念し、将来性を見込んでビール酵母とした。
ビール酵母は今でこそ健康食品やダイエット商品の主成分として人気になったが、当時ではあまり知られていない成分で、ビールそのものを別とすると、医薬品のビタミン剤「エビオス」ぐらいしかなかった。酵母は真菌類に属する単細胞植物で、非常に栄養価が高く10種類以上のアミノ酸やビタミンB群などが豊富にふくまれている。酵母の中でも特に細胞活性化に優れているいるのがビール酵母であり、肌の老化に伴うシミ、ソバカス、小ジワ等の防止、改善に効果がある。大久保社長の先見の目は、ビール酵母に向けられたのである。
余談ではあるが、主成分をビール酵母に決定した直後に、ヒューマンプラセンタは医薬品指定となり化粧品には使用出来なくなった。現在化粧品として一般的に使用されているプラセンタは、豚から抽出したポークプラセンタが主流である。

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