健康食品通販コンサルティング 健食通販道(9)

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健康食品通販コンサルティング 健食通販道

健食通販道(10)




 「健食通販道」の連載も、お蔭様で第10回目になった。
これまでの7ヶ月間で健食通販事業の立ち上げについて述べてきたが、今回をもって一応完結とする事になった。
どの程度読者の為になったか解らないが、今後通販事業を立ち上げる計画を持っている企業に少しでもお役に立てたなら幸いである。

  先日、大阪から某健食メーカーさんが立ち上げの相談に見え、誠に嬉しい話をお聞きした。そこの社長さんは今後の勉強のために、毎回私の記事を読み、毎回記事を切り抜き、スクラップブックに入れて下さっていた。現業でも参考になる部分はコピーを取り、社内で回覧までして頂いていたそうである。 さらに、著書まで購入して読んでいたとお聞きし、誠に感謝、感謝である。
  又、名古屋の某メーカーさんでは、毎回記事をコピーし、営業マンへの勉強材料に使用していたそうである。単に商材を卸すだけではなく、顧客である通販会社に積極的な提案が出来る様に通販ノウハウの収集教材として利用していた様である。

  通販事業を計画している会社だけでなく、業界の協力会社の勉強材料にも成ったようで、嬉しい限りである。

 通販コンサルタントと言えば、クライアントは通販会社と思いがちだが、意外と協力企業から、勉強会の依頼も有る。
以前にも、京都の企画会社さんからの依頼で、半年間も社内勉強会をしたことが有る。セミナーの参加企業を見ても、広告代理店、企画会社、デザイン会社、印刷会社等、通販実施企業以外の業界協力会社の参加も多く、例え目的が違えども、さすがは、右肩上がりの業界は違うなーと感心している次第である。しかしながら、健食通販は様々な法規制の中で益々厳しい環境に有り、勝ち組、負け組がはっきりと出易い状態になって来た事は事実である。
企業内で人知を結集するだけで勝ち組になれれば良いが、それだけでは難しい情況である。
いくら勉強してもあくまで基礎的知識であり、過去の事例しか吸収出来ない。
  そこで、最終回の今回の記事は、業務ノウハウではなく、今まで誰も書かなかった通販コンサルタントの採用上の注意と活用について述べたいとおもう。

  そもそも、通販コンサルなる職業は非常に歴史が浅く、アクティヴに活動しているコンサルタントは、自称通販コンサルタントを除けば、私の知る限り10人前後しか居ない。法人化し何人かで活動している人達もいれば、私のように個人事務所の人達もいる。
  いずれにせよコンサルタントは自分(自社)のクライアントの利益のために活動するのだが、残念ながら自分の利益を優先させる輩も居るようだ。

  例えば以前に、九州の某ハウジングメーカーA社が健食通販を立ち上げた時の実話である。
  コンサルタントX氏は、健食メーカーB社を紹介し商品をPB化して、A社に斡旋、仕入れさせたのだが、仕切り価格は45%であった。45%の仕切り価格に疑問を持ったA社の社長が、別会社C社の名を使い直接仕入れ交渉をした所35%であった。支払い条件等の仕入れ条件は同じである。
  本来なら紹介案件であるから、直接交渉よりも安くても良いのだが、何故か10%も高くなっていた。調査の結果10%の差額はコンサルタントX氏のリベートであった。怒り狂ったA社の社長は、直ぐにこのX氏を解雇したのは言うまでもないし、X氏を紹介した企業には厳重な抗議をした。

  もしこの商品が売れて、年間に1億円、2億円になったとしたら、リベートは一千万円、2千万円にもなった訳である。単に仲介の立場なら、真に涎の出そうな話であるが、本来クライアントの利益のために活動するコンサルタントならば、1%でも安く仕入れられる様に尽力すべきなのに、これでは背任行為であろう。
  A社の社長から直にこの話を聞いて、私はたまげてしまった。通販コンサルタントの風上にもおけない輩である。大変珍しいケースでは有るが、今後も有り得ない話では無いので、何方かと契約する場合には評判、人柄等の人物評価に注意すべきである。単に話をよく聞いてくれるとか、当たりが柔らかいとか、手掛けた会社の数が多い等で決めない方が良い。
これまでに手掛けた会社名をリストアップし、得意げに営業している人も居る様だが、ほんの少しアドバイスした程度の会社までも表示しているケースも多々有り、その関与度合いは不明確な事が有るので要注意である。

  コンサルタントの中には、得意カテゴリーを明確にし、それ以外のカテゴリーは引き受けない人もいる。
  コンサルタントの仕事は、内容的に大別すると、一つ目は、基礎知識や最新事例等の教育的な活動である。講演会、セミナー、等を開催したり、個別の企業内にて、その企業の実情に合わせた勉強会を行ったりする。期間としては、スポット的に行ったり一定期間行ったりする。事業化への事前準備と最新情報の収集に役に立つ。
  私の場合は、連載記事を載せている新聞社主催のセミナーや個別企業内の勉強会が多いが、最近では異業種交流会のような団体からの依頼も多い。
  この記事が掲載される12月からは、本紙のヘルスビジネスマガジン社主催で「若松塾」と称したセミナーが毎月開催される事になっている。
  「通販ビジネスの見直し・規制強化の中で勝ち組みになる法」とタイトルし、第1弾は12月10日(水)、第2弾は1月28日(水)と決まっているので、是非ご参加下願いたい。

  二つ目は、具体的な事業立ち上げのアドバイザーである。仕事の範囲は、運用体制作り、商品開発、ビジュアル作り、広告宣伝、コンピューター・システム導入等、事業開始までのお膳立てである。スタッフの知識度合いにもよるが普通6ヶ月位かかる。企業の内部事情によっては、1年間位かかる場合も有る。コンサルティングの難しさよりも、時間がかかる仕事である。クライアントによっては、基礎知識の勉強をしながら進める事も有るし、何よりも企業内でのジャッジの早さが問題になる事が多い。時々、3ヶ月で立ち上げる様な依頼が有るが、商品ネーミング、パッケージデザイン、写真撮影、ビジュアル製作等、最初から始めた場合、物理的に到底無理である。
  以前の実話だが、茨城県の健食メーカーから4ヶ月で立ち上げて欲しいとの依頼が有った事が有る。かなり厳しいスケジュールでは有るが、スピーディにやれば出来ない相談では無いのでお引き受けしたが、結果的には8ヶ月も掛った事が有る。その理由は社内決済の遅さに有った。何を決めるのにも会長、社長、専務の合議が必要で、僅かな金額でも合い見積もり、稟議決済が必要で、担当部長はなんにも決裁権が無い会社であった。4ヶ月で立ち上げるには、即断即決に近いスピードが必要なのだが、三人が揃って居なければ決められなかった。

  3つ目は、事業の再キックで、売上増大、利益増大の為のアドバイザーである。これが一番難しく時間もかかる。私の此れまでの経験で一番長かったのは2年間である。2年間で売上を4倍にした事が有るが、かなり厳しかった思い出が有る。最後にコンサル料金であるが、コンサルタントによってかなり違う様だ。私の場合には、内容の難しさよりも、どの位時間がかかりそうか、想定して提示する事にしている。それ故に、実情を知らなければ提示しづらいのだが、全然解らないのでは困るので幅を持たせた料金表にしている。

  よく、「コンサルをお願いするには幾らしょうか?」、と聞かれて困る事が有る。実情や目標等をよく話してから、料金の話にした方が良い。又、「幾らですか?」、と聞かれれば「幾ら位です」と、お答えするしかないが、「これしか予算が無いのですが、如何でしょうか?」と言う問い合わせもして見ると良い。ノウハウは仕入れも無いし、形の有る物では無いので、料金は話し合いに依って変わることが有る。
  本気で依頼する気が有るのかどうか解らない相談者には、一般的に定価をお答えするコンサルタントが多いと思う。あまり予算が無くて、料金提示がされて応じられない位なら、初めから指値をした方が良いと思うが如何であろう。

  最後に、毎回お読み頂いた読者に感謝し、「健食通販道」を終了とする。メールで、ご感想をお寄せ頂ければ幸いである。
以上


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